現在の日本は「超高齢社会」と言われています。
政府の「高齢社会白書」によると65歳以上の高齢者が3000万人に迫り、日本の高齢化率は23.3%とのことです。
私たちが住んでいるこの地域も例外ではなく高齢化率も21%を超えています。
皆さんすでにご存じのように大きな病院では入院日数の短縮や早期退院が進んでいます。今後、この傾向は国が進める病院群の再編成の政策によりますます強化されます。そのような今日、入院から在宅治療に治療の場を移さざるをえない患者さんの受け皿となる在宅医療の充実が求められています。そのために当医師会ではがんや認知症、難病などの方々の在宅療養の遂行のために、医療と介護の連携に取り組んでいるところです。在宅かかりつけ医のみならず、病院医師や訪問看護師、介護・福祉のスタッフ、歯科医師、薬剤師の方々など及び各自治体の職員などの広範な職種の人々が参加していただき、この地域の在宅医療が有機的なつながりを持って今以上に深まるために活動中です。
2014年7月15日 在宅担当理事
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