在宅医療





 会 長 挨 拶

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 ようこそ宇治久世医師会ホームページへ

            一般社団法人 宇治久世医師会
                会 長  幸道 直樹

 
 
 宇治久世医師会のホームページにご訪問いただき、誠にありがとうございます。
 私たち宇治久世医師会は、京都府南部の宇治市・城陽市・久御山町の二市一町において、病院や診療所に勤務する医師によって構成された団体です。地域の人口はおよそ26万人、会員数は約650名にのぼり、京都府内でも比較的大規模な医師会の一つとなっています。平成25年には一般社団法人化し、地域に根ざした医療体制の構築と、住民の健康維持・増進に向けて、今日までさまざまな活動を展開してまいりました。
 当医師会の活動は、大きく二つの柱に分けられます。
 
  第一の柱は、地域行政と連携した公衆衛生活動への協力です。住民の皆様の健康を守るために、特定健診やがん検診といった成人を対象とした健診事業の実施に加え、妊婦健診、1か月健診、3・4か月健診など乳幼児を対象とした健診にも、医師会として積極的に協力しています。また、定期予防接種やインフルエンザワクチンなどの接種事業も、行政の委託に基づき、地域の医療機関が連携して対応しています。
 近年では、地域の皆様の声と二市一町のご理解により、京都府内で初めておたふくかぜワクチンへの公的助成制度が開始されました。さらに、成人に対する帯状疱疹ワクチンの助成も、令和7年6月から始まりました。これらは、国を挙げた新たな取り組みとしても注目されています。こうした制度の実現には、行政と医師会との緊密な連携、そして地域の健康を第一に考える共通の理念が背景にあります。
 また、私たちは地域の学校医として、保育園・幼稚園・小中学校に医師を推薦し、児童生徒の健康診断や感染症対策などにも尽力しています。感染症が流行した際には、学校と連携して迅速に対応し、地域全体への感染拡大防止に努めています。
 高齢化が進む現代社会においては、介護や福祉との連携も重要です。宇治市・城陽市における介護認定審査会など各種委員会に、医師会から委員を派遣し、公正かつ適切な介護サービスの提供に貢献しています。また、休日急病診療所への医師派遣も継続的に行い、地域住民の「もしもの時」に備えた体制づくりにも力を入れています。

  第二の柱は、会員である医師同士が連携し、地域医療を支えることです。皆様が病気やけがをされた際には、まず「かかりつけ医」としての診療所が初期対応を行い、必要に応じて地域の中核病院と連携し、検査や入院治療へと円滑につなげる体制を整えています。こうした「病診連携(病院と診療所の連携)」は、患者の皆様にとって過不足のない、効率的かつ質の高い医療を提供するために不可欠な仕組みです。
 さらに近年では、訪問診療や在宅医療、介護事業者との連携も重視されており、点在していた医療・福祉サービスを「点」から「線」へ、そして「面」へとつなぐことで、住み慣れた地域で自分らしい生活を継続できる体制づくりにも注力しています。
 私たち宇治久世医師会は、すべての住民の皆様が安心して医療を受けられる社会を目指し、地域医療の充実と健康づくりの推進に、今後も誠実に取り組んでまいります。どうぞ引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
                                       令和7年6月29日




           宇治久世医師会 役員 (任期:令和7年6月29日〜令和9年定時総会終結の時まで)

役職名 氏 名 役 務 担 当    
会 長 幸道 直樹  休診運営(宇治)
副会長 山口 佳彦  災害救急
神野 君夫  在宅医療
中川 雅生  病・診連携、勤務医
理 事 石原 由理  庶務・会計
新谷 卓司  広報
中嶋  弥恵  福利厚生
小泉 修一  特定健診、癌検診
石野 雄一  予防接種・乳幼児保健
今井 義仁  地域医療
堀士 雅秀  休診運営(城陽)
大嶋 章裕  学校保健
田中 秀明  感染症(診療所)
松田かがみ  医療介護連携センター
大村  誠  健康教室・スポーツ医学
畑中 宏樹  生涯教育
岩重 淳司  産業保健
田中慎一郎  情報システム
金   郁  病院長会
中川 達哉  感染症(病院)
監 事 伊勢村卓司  
堀内 房成  
田村 晃浩  


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令和6年度 決算報告 (貸借対照表) は、こちらからご覧いただけます。